品川近視クリニックはICL業界最大手のクリニックであり、選択候補に入れている方も多いと思います。
ICL大切な目の手術なので、実際はどうなのか気になりますよね?
そこで今回は実際に品川近視クリニックでICLを受けたきのえさんのリアルな体験談を紹介します。
- 品川近視のICLが気になっている方
- 実際にICLを受けた人の感想が知りたい方
- ICLでデメリットはなかったか知りたい方
- ICL手術の流れが知りたい方
この体験談を読めば、品川近視クリニックでのICLのリアルな流れがわかります。
是非参考にしてください。
きのえさん システムエンジニア 32歳 女性 2020年8月ごろ品川近視クリニックでICL(眼内コンタクトレンズ)を受ける。両眼で約53万円ほど。 |
ICL手術を受けようと思ったきっかけ
私はコンタクト-12Dを使用している強度近視でした。
ソフトコンタクトを利用していたのですが、コンタクトも強度近視になるとレンズが分厚くなるため、1日つけているとドライアイで何度も目薬を差して過ごしていました。
毎日コンタクトをつける負担感から、「できるだけ眼鏡を」と思うものの、これだけ近視が進んでいると一番薄いレンズに加工しても便底眼鏡になり、眼鏡越しだと目の大きさが半分くらいになってしまうため、頑張ってコンタクトをつけていました。
そんな折、レーシックを受けた友人にICLを受けてみたら?と誘われて手術を決意しました。
ICL自体は「ざっくり目の中にコンタクトを埋め込んで視力回復」する程度の知識はあったのですが、費用が高いイメージがあったことから今一歩手が出せませんでした。
しかし、目の痛さもあってとうとうICLを受けることを決意しました。
適応検査を受ける
私がICLを受けた品川近視クリニック東京院はビルの外観も内装もとても清潔でした。目の手術をするので清潔なのは当然といえば当然ですね。
待合室は3つほどあり、かなり人でパンパンでした。レーシックを受ける方もいらっしゃったので、若い方が多かったと思います。
また、中国や韓国の方も多く、外国から手術を受けに来ている方も多いようでした。
さて事前の検査は視力検査を受け、ICLの度数を決めていく、というような形で進んでいきます。
デメリットの説明もあった
品川近視クリニックの医師から術後は光の輪が見えるようになることや、まれに乱視を発症してしまう可能性があること、術前はコンタクト使用禁止期間がある旨を確認しました。
またICLの手術を受ける際、先生が手でレンズを入れていく方法かロボットがレンズを入れていくか選べるようで、ロボットのほうが後遺症がないとのことでした。
私は高額だったので先生による手術にしました。(ちなみに今も特に後遺症はありません。)
ICLのメリット・デメリットを総ざらい!最初に知っておくべきICLの注意点お医者さんからの説明以外でも、事前検査ではいろいろ疑問点を確認できました。
私の場合は強度近視だったので、30歳を過ぎても視力が落ちる可能性があり不安だと伝えました。
担当についてくださった方は、「あくまでコンタクトのようなものなので視力が自然に下がる場合は止められない」と真摯に回答してくださいました。
また興味本位で、手術を希望する年齢層を確認したのですが、ICLは30代以降の方に人気のようでした。やはりそれなりに高額なので、ある程度まとまった金額が出せる年齢層の方に人気があるそうです。
気になることをその場で質問し、疑問が解消できたので手術当日を待ちます。
手術当日の様子
手術当日は簡単な問診の後、時間をかけて目に麻酔の点眼薬をしていきます。時計をつけていなかったのですが、体感では1時間程度だった記憶があります。
手術室に向かってベンチが並んでおり、そこに座って待ちます。待っている人数は10人以上いたので、どんどん手術室に入出して前に詰めて行く感じです。
点眼薬のみの麻酔のため、手術室が近づくにつれ「本当に麻酔は効いているのか」という病院側に失礼な疑問がわいてきました。
ICLは目に穴をあけてレンズを入れるので、麻酔が利いてなかったら激痛なのではと不安になりました。
ICL手術本番
そしていよいよ自分の番になり、手術室に入りました。手術室はドラマで見るようなオペ室のイメージでした。
頭を動かしては危険なので頭を固定され
「はい、今から液体流しますよー」
と先生の合図とともに謎の液体を片目に絶えず流されます。
そのあと、電気を消して目の前が真っ暗になり、一筋の光が見えます。
「リラックスして、三角の光の中心を見るようにしてね」
と先生に指示されるのですが、私は正直光の中心がよくわかりませんでした。
黒目がずれたら危ないからと何となく理解できたので、ぼーっと1点を集中するようにしていましたが、光の中心がわからなかったので「これで失敗したらどうしよう…」と少し不安になりました。
「じゃあ、今からレンズを入れますので」
と先生に言われた瞬間、
ブスッ!と音を立てて針が目に入ったのがわかりました。
固いものに突き刺す感じで「おお、入っている」という感覚になりました。
ICLは3ミリほど目に穴をあけ、レンズを広げ、4点止めて完了なのですが、広げる感覚と止める際に圧迫感があります。押される際に目線がずれないように意識しました。
時間にして体感十数秒くらいでしょうか。片眼が完了したらそのままもう片目も同じように手術し、無事手術を完了してもらえました。
アイクリニック東京の評判は?費用や口コミ特徴を解説!手術当日~術後すぐ~
手術後はふかふかの一人用のソファに案内され、お菓子とお茶がもらえました。1時間ほど休んで、その後の説明を受けて終わりという流れになります。
手術後、私が感じたことは「意外ともう見える」「あまり痛くない」でした。瞳孔を開く点眼薬をしているため、確かにぼやけるのですが、以前の裸眼より断然見えています。
ただし、右と左に見え方に差異があって、そこは不安に思いました。両目の回復に差異があるので、数日中に見えるようになりますと事前に説明を受けていたものの、我が身に起きていると不安になりました。
休憩後~帰宅
また、痛みについても激痛というほどではなく、穴を空けた部分が鈍痛がするものの、耐えられないほどではありませんでした。
目を酷使したときにズキズキするような感じです。このあたりは個人差があると思います。
休憩後は事後の説明を受け、目を保護するための眼鏡や薬(飲み薬、点眼薬)をもらって終了です。
手術自体は1日使うような形になるので、帰宅は夜になりました。まだ瞳孔が開いていてぼやけるものの、一人で電車に乗って問題なく帰れるレベルです。
今後眼鏡がいらなくなるんだなあと思うとじわじわうれしさが増しました。
手術後の注意点
手術を受けて2日ほどでぼやけもなくなり、完全に見えるようになりました。手術を予定している方は、術後1週間はできれば在宅ワークができると良いと思います。
また、可能であればICLを受けるのは冬が良いかもしれません。
理由として、術後しばらくはシャンプーができません。顔も洗えません。目に泡や水が入らないためですが、そのままオフィスに通うのは少し気になりますよね。
私は夏に手術したので、クーラーをがんがんにつけてなるべく汗をかかないようにしました。数日すると、かなり顔は脂だらけ、頭はしっとりしますが、なんとか乗り切りました。
また、術後しばらくは目を保護する眼鏡(プラスチックの花粉除け眼鏡みたいな形)をかけて過ごす必要がありますが、知り合いに「それ何?」と大体質問されるので説明は面倒かもしれません。
手術後~光の見え方~
1週間もすると視界はクリアになるのですが、術後は光の見え方が異なります。
これは事前にお医者さんから説明も受けていましたが、光の輪が見えるようになります。これはICLの特性だそうです。
また、街灯など放射状に光が見えることがあります。こればかりは慣れかなと思います。
最初は「これが説明受けてた見え方か…」と思いましたが、運転も問題なくできるレベルなので「こういうものか」と受け入れられました。
術後の視力
私の術後の視力は以下のとおりです。
左目: 施術前0.01→ 施術後1.5
あくまでコンタクトを埋め込んでいるので、まだ視力の下げ止まりが来ていない場合は下がる可能性があります。ですが、手術によって下がった…ということはないです。
東京都内のICL眼科を探している方に品川近視クリニックはおすすめです。
まとめ ICLを受けて感じたメリット・デメリット
私が感じたメリット
ICLを受けたメリットは生活全般が快適になったことです。
まず、長年コンタクトの使用による悩まされていたドライアイがなくなりました。目薬を差すことがなくなったので、アイメイクも崩れにくいです。
次に、いつでもどこでも視界がクリアで行動範囲が広がりました。
特に温泉やプールなど、「コンタクトをしていると水が入ったら激痛だけどつけなかったら何も見えない」というストレスから解放されました。
また、旅行先でコンタクトを忘れていないかや、日常生活でコンタクトの在庫切れを気にする必要がありません。
デメリットもあります
ICLのデメリットは費用が高額な点です。
ICLはもしICLレンズが嫌になった場合は取り外し可能なのですが、今後視力がまた低下した際にレンズの入れ替えが可能かどうか確認しました。
結論、可能なのですが再度手術代は必要になるとのことでした。
レーシックが10万円台から受けられるのに対し、ICLは50万円からと高額な価格設定となっているので、視力が下かってしまった場合はレンズの入れ替え…となるとかなりお金がかかると思いました。
ですが全体を通しては大満足の結果となりました!